春になると、いよいよ小学校の入学式シーズン。
ピカピカのランドセルを背負った子どもたちの姿に、パパもママも感動しちゃいますよね。
でも、最近気になるのが「パパってどれくらい入学式に来てるの?」という素朴な疑問。
実はここ数年、父親の出席率はどんどん上がっていて、「パパも一緒に入学式へ」が当たり前になりつつあるんです。
でも仕事の都合で参加できない…なんて家庭もまだまだ多いのが現実。
この記事では、そんな「小学校の入学式におけるパパの出席事情」について、出席率のデータから、参加するメリット、行けなかったときのフォロー方法まで、やさしくわかりやすく解説します!
パパも気になる!小学校の入学式、出席率ってどれくらい?
全国的な父親の出席率の平均って?
小学校の入学式って、子どもにとってはもちろん、家族にとっても一大イベントですよね。
最近では、パパも一緒に参加する姿をよく見かけるようになりました。
でも実際、「他の家のパパってどれくらい出席してるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
全国的なデータとして、正確な統計はあまり出回っていないものの、教育系や子育て支援系のアンケート調査などを見ると、だいたい6割〜7割程度の父親が入学式に出席しているという結果が多いです。
年々この割合は上がってきており、特に都市部では「パパも参加」が当たり前になりつつあるようです。
一昔前までは「仕事があるから行けない」が当たり前だったかもしれませんが、最近は有給休暇やリモートワークを使って、時間を調整して参加するパパが増えてきています。
「我が子の晴れ舞台を見逃したくない!」という気持ちは、ママだけじゃなくパパも同じなんですね。
また、参加することによって子どもとの絆が深まる、育児により関心を持てるようになるなど、心理的な効果も大きいと言われています。
入学式は短時間の行事ですが、それでも家族で過ごす時間が子どもにとってはかけがえのないものになります。
「自分だけ出席してなかったら浮くかな…」と不安になる方もいるかもしれませんが、最近は本当に多くのパパがスーツ姿で参加しているので、心配いりません。
むしろ、行かないと後悔する…なんて声も聞かれますよ。
地域によって違いはあるの?
実は、父親の入学式参加率には地域差があるんです。
たとえば、東京都や大阪府などの都市部では、パパの参加率がかなり高い傾向にあります。
交通の便が良く、リモートワークが進んでいる企業が多いことも、参加しやすさに繋がっているようです。
一方で、地方や中小企業の多い地域では、まだまだ「平日に仕事を休みにくい」という現実が根強く残っています。
特に建設業やサービス業など、現場仕事が中心の職種では、有給が取りづらいという声も多く聞かれます。
ただ、最近では地方でも少しずつ育児に理解のある企業が増えていて、「子どもの行事なら仕方ない」と快く送り出してくれる職場も増えてきているようです。
自治体によっては、子育て世代の働き方改革を支援する制度もあり、地域ごとの差は縮まってきている印象です。
また、学校側も家庭の事情を配慮して「入学式は家族みんなで参加OKです」と案内してくれるケースが増えています。
そういった意味では、地域による差はありつつも、全国的に「パパの参加が自然」という風潮に変わりつつあるのは間違いなさそうです。
コロナ後の出席スタイルはどう変わった?
コロナ禍を経て、入学式のスタイルにもいろんな変化が起きましたよね。
一時期は保護者1名のみの参加に制限されるなど、パパが行きたくても行けない状況が続いていました。
でも、2023年以降は感染対策が緩和されて、多くの学校で「両親そろって参加OK」になってきました。
その結果、「子どもにとって大事な日だから」「ようやく一緒に行ける!」と、父親の出席率は再び増加傾向にあります。
特にマスク着用の自由化や、集合写真の復活などで、「記念に残したい」という気持ちも高まっているようです。
また、コロナをきっかけに在宅勤務が普及し、「以前よりも時間を調整しやすくなった」というパパも多いです。
会社にとっても、家族イベントに参加する社員を応援する雰囲気が強くなったところもありますよね。
もちろん、まだまだ混雑を避けるために「家庭から1名まで」というルールを設けている学校もありますが、その場合でもビデオ通話や録画配信を利用して、参加できない家族にも雰囲気が伝わるよう工夫されているようです。
学校からの案内はどんな感じ?
入学式の案内は、多くの学校で2〜3月ごろに郵送で届くことが多いです。
その案内の中に「出席可能な保護者は〇名まで」や、「駐車場の利用について」「式典のスケジュール」などが詳しく書かれています。
最近では、「ご家族そろってお越しください」というメッセージが添えられていることも多く、学校側も家族での参加を歓迎している様子がうかがえます。
ただ、全員が体育館に入れるわけではないので、兄弟や祖父母は別室で中継を見てもらうケースもあります。
参加人数が限られている場合でも、夫婦どちらが行くか相談する家庭も多いですし、「短時間だけでもパパが顔を出す」というスタイルを選ぶ家庭も増えています。
学校からの案内をきちんとチェックして、事前にスケジュール調整をしておくのが大事ですね。
仕事と両立して出席してるパパたちの工夫
「出たいけど、仕事が…」というパパも多いですよね。
でも、実際にはうまく調整して出席しているパパたちもたくさんいます。
よくある工夫としては、半休や時間単位の有給を使う方法があります。
午前中だけ出席して午後から出社、なんてスタイルもよく聞きます。
また、リモートワークを活用して「式典が終わったら自宅から仕事を再開」という人もいます。
会社によっては、事前に上司に相談しておくとスムーズに調整できることもあるので、早めのスケジュール確認がカギです。
スーツを着てそのまま会社に向かうパターンや、式の後にパパだけ抜けて仕事に戻るパターンなど、家庭によって工夫のスタイルはさまざまです。
周りのママ友や先輩パパたちからも、どんな風にしてるか聞いてみるとヒントになるかもしれません。
なぜパパの出席率が話題になるの?
入学式って家族イベントだよね
入学式って、子どもにとってはもちろん、家族にとっても新しいスタートを迎える大切なイベントです。
制服に袖を通してランドセルを背負う姿って、本当に感動的ですよね。
「この日を家族で一緒に迎えたい」と思うのは自然なことです。
昔は「入学式はママが行くもの」と思われがちでしたが、今ではパパも一緒に参加して、家族そろって子どもの門出をお祝いするスタイルが当たり前になってきています。
むしろ、パパが参加していると、周りからも「素敵な家族だね」と好印象に映ることもあるようです。
子どもも、ママとパパが並んで見守ってくれている姿を見て、とっても安心するものです。
家族がそろっているだけで、その日がさらに特別な1日になるんですね。
だからこそ、「パパも来る?来ない?」というのは、けっこう話題になりやすいテーマなんです。
SNSの投稿で感じる“出席プレッシャー”
最近はSNSで入学式の様子を投稿する人も多くなりました。
家族写真をアップするのが当たり前になっていて、「うちも撮らなきゃ!」という気持ちになるママやパパも多いのではないでしょうか。
でもその一方で、SNSを見て「周りはみんなパパも来てるのに、うちは来られなかった…」と感じてしまうケースもあります。
いわゆる“出席プレッシャー”ですね。
もちろん、それぞれの家庭の事情があるので、来られないからといって責めるべきではありません。
でも、SNSの影響力って意外と大きいんですよね。
とくに子どもが大きくなると、「〇〇ちゃんのパパも来てたよ」と言われることもあり、ちょっと気にしてしまうパパもいます。
大事なのは「周りと比べすぎない」こと。
そして、出席できなかったとしても、ちゃんと子どもに寄り添って気持ちを伝えることが何より大切なんです。
ママとの役割分担ってどうしてる?
家の中での役割分担って、家庭ごとに違いますよね。
昔は「育児=ママの仕事」っていうイメージが強かったけど、最近は「夫婦で協力して育てる」が主流になってきています。
とはいえ、実際に入学式などの行事のときに「誰が行く?」と相談することは少なくないです。
中には「うちはママが写真係、パパはビデオ係」なんて夫婦でしっかり役割を決めて動いている家庭もありますし、「パパは下の子とお留守番」というパターンもあります。
どんな形でも、「一緒に子どもの門出を祝う」という気持ちがあれば、それで十分だと思います。
ただ、役割分担を話し合わずに「ママが当然行くでしょ」という空気になると、ちょっとモヤモヤが残ることも。
だからこそ、事前に夫婦で「どうする?」と話すことが大事ですね。
パパから「俺も行っていい?」と声をかけるだけでも、ママはうれしいはずです。
育児に関わるパパが増えてきた背景
最近のパパって、本当に育児に積極的ですよね。
保育園の送り迎えをしたり、週末には子どもと公園に出かけたり。
そんな中で「入学式に参加する」というのも、ごく自然な流れになってきています。
この背景には、「男性の育児休業取得」が増えてきたことや、企業の「イクメン推進」などの取り組みがあると言われています。
国も「男性の育児参加」を応援していて、社会全体が「パパも育児するのが普通」という空気に変わってきているんです。
もちろん、全てのパパがすぐに時間を取れるわけではないですが、「子どもとの時間を大切にしたい」と思う気持ちは、確実に強まってきていますよね。
入学式は、そんな想いを行動にうつすチャンスでもあるんです。
仕事と育児のバランスって難しい?
仕事が忙しいと、どうしても育児とのバランスって難しいですよね。
特に入学式のような平日のイベントは、仕事の都合が合わないと出席が難しいという現実もあります。
でも、最近では「子どもの行事に参加するために有給を取る」というのが、少しずつ浸透してきました。
働き方改革やリモートワークの普及で、時間の使い方が柔軟になった会社も増えています。
「家庭も仕事も大事にする」という価値観が、徐々に広がっている感じがします。
それでも、上司や同僚の目が気になって休みにくい…という職場もありますよね。
だからこそ、社会全体で「子どもの行事に行くパパ」を応援する空気がもっと広がってほしいところです。
家庭と仕事、どちらも大事にする姿って、子どもにとっても素敵なロールモデルになると思います。
パパが出席するメリットと、子どもへの影響
家族そろって迎える大事な節目
小学校の入学式は、子どもにとって「初めての学校生活が始まる日」。
そんな大切な日を、家族みんなで迎えられることは、とても大きな意味があります。
特にパパが参加していると、子どもは「家族に応援されてるんだ」と感じて、安心するんですよね。
入学式は、子どもが「新しい環境に飛び込む」スタートラインに立つ日です。
大きなランドセルを背負って、緊張しながらもワクワクしている子どもの姿を、パパとママが一緒に見守る。それだけで、子どもは心強さを感じられます。
また、パパが出席することで、家庭内での「育児は家族みんなでするもの」というメッセージが自然と伝わります。
子どもにとっても、パパが日常的に関わってくれる存在だと認識しやすくなりますし、信頼関係もぐっと深まります。
何より、家族全員がそろっている入学式の写真は、後から見返したときに、宝物のような思い出になりますよ。
子どもの思い出にずっと残る!
入学式って、実は子どもにとってすごく記憶に残るイベントなんです。
特に新しい制服やランドセル、教室の雰囲気、名前を呼ばれて返事をする緊張感など、すべてが新鮮な体験です。
その中で、パパが一緒に参加してくれていたことは、子どもにとって嬉しい記憶としてしっかり残ります。
「お父さんがニコニコしながら写真を撮ってくれた」とか、「手をつないで一緒に歩いた」とか、小さなことでも心に残るんですよね。
実際に、大人になってからも「あのとき、お父さんが来てくれてうれしかったな」と思い出す人は多いです。
反対に、「来てくれなかったな…」という記憶も残ってしまうことがあるので、できる限り一緒に過ごす時間を作るのがおすすめです。
パパにとっても、わが子が堂々と入場していく姿や、名前を呼ばれて返事をする様子を見るのは、じーんとくる瞬間ですよね。
そんな大事な一コマを、ぜひ一緒に体験してほしいです。
他の保護者や先生とのつながりができる
入学式は、子どもにとってだけでなく、保護者同士の「はじめまして」の場でもあります。
パパが出席することで、ママだけではつながれない保護者同士のネットワークが広がることもあります。
たとえば、同じクラスのパパ同士で顔を合わせることで、「今度の行事、手伝いどうする?」といった会話がしやすくなったり、地域のパパ友ネットワークにつながったりすることもあります。
運動会や授業参観など、これからの学校行事で再会する機会も多いので、ここで顔を覚えてもらうのは意外と大事です。
また、担任の先生にパパが挨拶することで、「このご家庭は、お父さんも子どもにしっかり関わっているんだな」と思ってもらえる効果もあります。
学校との信頼関係を築く第一歩としても、入学式の出席はとても大切な機会なんです。
写真にもちゃんとパパが写る大事さ
入学式といえば、やっぱり記念写真!子どもの晴れ姿を写真におさめるのは、家族の大事な思い出作りですよね。
でも、パパがいなかったら…?
家族写真に写っていないと、後から見返したときに少し寂しい気持ちになるかもしれません。
最近はスマホの性能もアップしていて、パパが撮影係に回ることも多いですが、ぜひ誰かにお願いして家族全員が写った1枚を撮ってもらってください。
入学式の日は、フォトスタジオに行かなくても、校門の前で撮った写真が十分記念になりますよ。
子どもにとっても、後から「パパとママと一緒に撮ったあの写真、大好き!」と思える1枚があると、すごくうれしいものです。
そして、そんな写真があることで、家族の絆がぐっと深まります。
写真の中の笑顔って、思い出を何倍にも温かくしてくれますからね。
パパ自身の育児スイッチが入るきっかけに
実は、入学式ってパパにとっても「育児スイッチが入る」きっかけになることが多いんです。
わが子が小学校という新しい世界に足を踏み入れる姿を見ると、「自分もちゃんと関わっていこう」と自然に思えるようになるんですね。
普段は仕事が忙しくてなかなか関われていなかったパパも、式に参加することで「この子の成長をちゃんと見ていきたい」と実感することがあります。
そして、これを機に授業参観や運動会にも積極的に参加するようになった、というケースも多いんですよ。
また、入学式に参加したことで、子どもの学校生活に興味が湧いて、「今日、学校どうだった?」と自然に会話が増えるようにもなります。
そうやって日常の中で少しずつ育児に関わる時間が増えていくと、家族全体のコミュニケーションもどんどん豊かになっていきます。
出席できなかったパパにできるフォローは?
メッセージや手紙で気持ちを伝えよう
どうしても仕事ややむを得ない事情で入学式に出席できないこともありますよね。
でも、参加できなかったからといって「何もできない」わけじゃありません。
一番大事なのは、「おめでとう」の気持ちをしっかり伝えることです。
たとえば、当日の朝にメッセージカードや手紙を渡すのもおすすめです。
「入学おめでとう!今日からピカピカの一年生だね。がんばってね!」といった、パパからのあたたかい言葉は、子どもの心にグッと響きます。
メッセージを書くのがちょっと照れくさいという場合は、スマホで動画メッセージを撮って渡すのもアリです。
「パパはお仕事で行けないけど、心から応援してるよ!」という言葉を動画で伝えると、子どももニコニコしてくれますよ。
大事なのは、「行けなかったことへのおわび」よりも、「それでもあなたを大切に思っているよ」という想いを伝えることです。
そうすれば、子どもはしっかり愛情を感じ取ってくれます。
サプライズのお祝いでカバー!
入学式のあと、パパが帰宅したタイミングでサプライズのお祝いをするのもとっても効果的です。たとえば、好きなお菓子やジュースを用意して「お祝いパーティーごっこ」をするだけでも、子どもは大喜びします。
プレゼントとして、名前入りの文房具や、新しい勉強机に飾るアイテムなど、ちょっとした“パパからの入学祝い”を用意しておくのも良いですね。「これ、パパが選んだんだよ」と伝えるだけで、子どものテンションは一気に上がります。
また、「入学式に行けなかった分、今日はパパが宿題を見るよ!」という風に、日常の中で関わる時間を作っていくことも大事です。サプライズはあくまできっかけ。そこからの関わりが続いていくことが、子どもにとって何より嬉しいことなんです。
子どもは“特別なこと”が大好きです。
「今日は主役だよ!」という気持ちを、出席できなかったパパなりの形で伝えてあげてくださいね。
式のあとに家族でお祝いタイム
入学式が終わったら、パパが帰ってきたタイミングで家族みんなでお祝いの時間をつくるのも素敵なフォローになります。
たとえば、夜ごはんに「おめでとうディナー」を用意して、一緒に入学の話をするだけでも、すごく特別な時間になります。
お祝いのケーキや、お子さまランチ風のメニューにしてみたり、食卓に「入学おめでとう!」の旗を立ててみたり、ちょっとした工夫でパーティー気分がアップします。
「今日はお兄さん(お姉さん)になった日だね」と声をかけると、子どもも誇らしい気持ちになるはずです。
もし時間に余裕があれば、週末に「入学お祝いのおでかけ」を計画してもいいですね。
動物園や公園、子どもが好きなところに行くことで、家族の思い出がまた1つ増えます。
式当日に一緒にいられなかった分、あとからでも家族の時間をしっかり作ることが、子どもにとっては何よりのプレゼントになりますよ。
一緒に学校のことを話す時間をつくる
入学式に行けなかったパパにとって、子どもと「学校の話をする時間」を持つことがとても大切です。
「今日どんなことがあった?」「友だちはできた?」「先生はどんな人だった?」といったシンプルな質問でも、子どもにとっては「パパが話を聞いてくれた!」という喜びになります。
そして、話を聞くときはリアクションがポイントです。驚いたり笑ったりしながら聞くと、子どももどんどん話してくれます。
「それはすごいね!」「よく頑張ったね」と褒めてあげるだけで、会話の中に安心感が生まれます。
また、「学校どうだった?」だけだと答えづらいこともあるので、「給食ってあった?」「校庭広かった?」など、具体的な質問をするのもおすすめです。
子どもが一番話したいのは、入学式当日の思い出です。
ママや先生の話を聞いた上で、「パパも聞かせてね」と言えば、きっと笑顔で答えてくれますよ。
会話の中で「そばにいるよ」って伝える
出席できなかったとしても、子どもに「いつもそばにいるよ」という安心感を与えることがとても大切です。
これは特別なことをするよりも、日々の中でちょっとした言葉をかけることで伝わります。
たとえば、「今日は入学式どうだった?会えなくてごめんね。でもずっと応援してたよ」という言葉。
これだけでも、子どもはパパの存在をしっかり感じてくれます。
そして翌日以降も、「新しい教室どう?」「ランドセル重くない?」など、入学にまつわる声かけを続けることで、子どもにとっては“見守られている”という実感が強くなります。
子どもにとって、パパがそばにいるという安心感は、毎日の生活のエネルギーになります。
式に行けなかったとしても、ちゃんと愛情は伝わります。
だからこそ、言葉で、行動で、少しずつ「ちゃんと見てるよ」と伝えていくことが大切なんです。
パパの出席を後押しするためにできること
会社の休み制度をちゃんとチェック
パパが入学式に出席できるかどうかの大きなカギは、やっぱり職場の制度や雰囲気です。
最近では、「子どもの行事参加のための休暇」や「時間単位の有給休暇」など、柔軟な休みの取り方ができる会社も増えてきています。
まずは、自分の職場にどんな休暇制度があるのかをしっかり確認してみましょう。
有給休暇の申請は何日前まで?時間単位で取れる?午前だけの半休もOK?など、事前に知っておくだけで動きやすくなります。
また、直属の上司に早めに相談するのもポイントです。
「実は子どもの入学式で…」と伝えるだけで、意外と快くOKしてくれるケースも多いんですよ。
上司も家庭を持っていれば共感してくれることもありますし、逆に「そういう日こそ大事にしなよ」と応援してくれるかもしれません。
出席のための最初の一歩は「ちゃんと調べて、ちゃんと伝える」こと。
それだけでも参加への道が開ける可能性がぐっと高まります。
夫婦でスケジュール共有がカギ!
入学式にパパが参加できるかどうかは、家庭内のスケジュール調整も大きなポイントです。
ママが先に仕事を休む予定を立てていたり、下の子のお世話をどうするかなど、細かい部分で準備が必要なこともありますよね。
だからこそ、夫婦で早めに「この日に入学式があるよ」と情報を共有することが大切です。
できれば、スケジュールアプリやカレンダーなどを活用して、家族みんなで予定を見える化しておくとスムーズです。
また、どうしてもどちらかしか行けない場合は、役割を分担するのも手です。
「パパは入学式に行って、ママは午後にお祝いの準備をする」とか、「ママが式に参加して、パパは帰宅後にサプライズ担当」など、家族の形に合ったスタイルを一緒に考えるといいですね。
一人で全部抱え込まずに、「どうやって一緒に祝えるか?」を夫婦で話すこと。
それが、パパの出席を実現する近道でもあります。
学校の案内は家族全員で確認しよう
入学式の案内って、意外と細かいルールが書かれていたりしますよね。
「保護者は1名まで」「スリッパ持参」「写真撮影は最後のみ」など、事前に知っておかないと戸惑うことも。
この案内、ママだけが読んで終わり…という家庭も多いですが、できればパパも一緒に目を通すのがおすすめです。
一緒に確認することで、「あ、時間的に出られそうだな」「車はNGだから電車で行こうか」など、具体的な準備もしやすくなります。
学校からのプリントはもちろん、メールやアプリで連絡がくる場合もあるので、パパも家庭連絡のルートを把握しておくと安心です。
家族みんなが情報を共有しておけば、「知らなかったから行けなかった…」なんて後悔も防げますよ。
小さなことですが、こういった準備の積み重ねが「参加できるかどうか」に大きく関わってくるんです。
「家族行事」の大切さを見直そう
忙しい毎日の中で、「家族行事」をどう位置づけるかって、とても大事ですよね。
入学式は、ただの学校行事ではなく、家族にとっての記念日です。
パパが「仕事をちょっと休んででも参加したい」と思えるような空気を家庭の中で作っていくことも、実は大切なんです。
ママが「パパも来てくれたらうれしいな」と声をかけるだけで、気持ちは大きく動きますし、子どもから「パパも来て!」と言われたら、パパも前向きになれますよね。
また、入学式に限らず、誕生日や参観日などのイベントも、「これはうちにとって大事な日なんだ」と共有していくことが、家族の絆を深めるきっかけになります。
日常の中で「家族の時間」をどう過ごすかを見直すことで、パパの出席もぐっと現実的になりますよ。
パパの参加が当たり前になる職場文化へ
最後に、やっぱり大きいのが職場の文化です。
まだまだ「平日に子どもの行事で休むなんて…」という空気が残っている会社もあります。
でも、今は少しずつ変わってきていて、「育児に関わるパパ=素敵な社会人」という認識が広がっているのも事実です。
もし職場で同じように育児中のパパがいたら、お互いに情報交換をしたり、休みやすい雰囲気づくりを一緒に進めていくのも効果的です。
上司や同僚に「子どもの入学式に出席したい」と堂々と話すことで、自分がロールモデルになれる可能性だってあります。
1人の勇気が、職場全体の空気を変えていくこともあるんです。
だから、「仕事より子どもを優先したい」という気持ちを大切にして、その思いを周りに伝えていきましょう。
子どもの大切な日を一緒に祝うこと。それは、かけがえのない「家族の時間」を守るための、大切な選択なんです。
まとめ
小学校の入学式における父親の出席率は、時代とともに変化してきました。
現在では、6〜7割のパパたちが参加しており、特に都市部では「パパも出席」が当たり前になりつつあります。
入学式は、子どもにとって新しいスタートの日。そして家族にとっても、大切な節目のひとときです。
パパが出席することで、子どもに安心感を与え、家族の絆を深めるきっかけになります。
さらに、パパ自身にとっても育児への意識が高まり、家族イベントへの関わり方が大きく変わることも。
一方で、どうしても出席できない状況でも、気持ちを伝える工夫や家族との時間をつくることで、しっかりフォローすることは可能です。
メッセージやプレゼント、会話の中で「応援してるよ」という想いを伝えていくことが大切です。
家庭でのスケジュール調整、職場の休暇制度の活用、そして社会全体で「育児参加が当たり前」の雰囲気をつくることが、これからの時代にはますます求められてきます。
パパの笑顔も、子どもにとって大切な思い出の一部。入学式という特別な一日を、家族みんなで迎えられるよう、できる準備を進めていきましょう。