料理をしていると、「○○グラムの肉を用意してください」とレシピに書かれていることがよくあります。
しかし、「計りがない!」という場面に遭遇することも少なくありませんよね。
そんなときでも、身近な道具や目分量のコツを知っていれば、簡単に肉の重さを測ることができます。
本記事では、計りを使わずに肉の重さを測る方法を詳しく解説します。
手のひらやスプーン、計量カップ、スーパーのパックのラベルを活用する方法まで、さまざまなテクニックを紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
手のひらを使って肉の重さを測る
手のひらサイズ=約100gの目安
手のひらの大きさは、だいたい大人で共通しています。
目安として、手のひら(指を除く部分)のサイズで厚さ1cmの肉は約100gです。
厚みを調整してグラム数を調整
手のひらサイズで厚さを変えると、重さを調整できます。
- 手のひらサイズ(厚さ1cm)=約100g
- 手のひらサイズ(厚さ2cm)=約200g
- 手のひらサイズの半分(厚さ1cm)=約50g
この方法を使えば、計りがなくてもある程度の重さを推測できます。
こぶしの大きさで測る方法
手のひら以外にも、「こぶし」を使う方法があります。
一般的に、大人のこぶし1個分の肉は約150gです。
- こぶし1個分=約150g
- こぶしの半分=約75g
- こぶし1.5個分=約225g
特に鶏もも肉や豚ロース肉などのかたまり肉は、この方法で測ると分かりやすいですよ!
スプーンやカップで肉の重さを測る
大さじを使う場合
ひき肉や細かく切った肉は、スプーンを使って測ることができます。
- 大さじ1杯(すりきり)=約15g
- 大さじ2杯=約30g
- 大さじ3杯=約45g
たとえば、レシピに「ひき肉100g」と書かれていたら、大さじ約7杯弱を目安にするとよいでしょう。
計量カップを使う場合
計量カップを使うと、さらに多くの肉を測ることができます。
- 200mlの計量カップ(すりきり)=約150g(ひき肉の場合)
- 200mlの計量カップ(軽く詰める)=約120g
ひき肉や細切れ肉を計るときは、ギュウギュウに詰めすぎないようにしましょう。
スーパーのパックの表示を活用する
パックの重量から割り出す
スーパーで売られている肉のパックには、「総重量」が書かれています。
これを使えば、簡単に必要なグラム数を測れます。
- 500gのパック→5等分すれば1つ約100g
- 400gのパック→4等分すれば1つ約100g
- 250gのパック→2等分すれば1つ約125g
この方法を使えば、肉を適当なサイズに分けるだけで、おおよその重さを把握できます。
他の食品と比較して肉の重さを測る
食パンと比較する
食パンは、グラム数が比較的一定なので、肉の目安として使えます。
- 食パン1枚(6枚切り)=約60g
- 食パン1.5枚分=約90g
- 食パン2枚分=約120g
肉を食パンの大きさにカットすれば、だいたいの重さを測ることができます。
おにぎりと比較する
コンビニのおにぎり1個は、だいたい100g前後です。
そのため、おにぎりと同じくらいの大きさの肉を用意すれば、100gの目安になります。
肉の種類別の重さの目安
肉の種類によって、同じ100gでも見た目の大きさが異なります。
以下の表を参考にしてください。
肉の種類 | 100gの目安 |
---|---|
鶏もも肉 | こぶし1個分 |
豚ロース | 手のひら1枚分 |
牛ステーキ肉 | 手のひら+指1本分 |
ひき肉 | 大さじ約7杯 |
この表を参考にすれば、どの種類の肉でもおおよその重さが測れます。
まとめ
計りがなくても、手のひら・スプーン・カップ・パックの重量表示・他の食品との比較を活用すれば、肉の重さを測ることができます。
特に、手のひらやこぶしを基準にする方法は簡単で、覚えておくと便利です。
- 手のひらサイズ(1cm厚)=約100g
- こぶし1個分=約150g
- 大さじ1杯のひき肉=約15g
- 計量カップ(200ml)にひき肉を詰めると約150g
- スーパーのパックの総重量を利用して分ける
計りがなくても、ちょっとした工夫で料理の準備がスムーズになります。ぜひ試してみてください!