保育園や幼稚園に通っているお子さんが、毎月持ち帰ってくる「月刊絵本」。
かわいいイラストや季節を感じられる内容で、親子で読むのが楽しみな一冊ですよね。
でも、気づけば本棚が絵本でぎゅうぎゅうに…!
「もう読まないけど、なんとなく捨てられない」「これってどうしたらいいの?」と悩んでいるママやパパも多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな月刊絵本を上手に手放す方法や、再利用のアイデア、そして絵本との上手な付き合い方のヒントをたっぷりご紹介していきます!
気づいたら山積みに…月刊絵本がたまる理由とは?
月刊絵本はどうして毎月配られるの?
保育園や幼稚園で配られる「月刊絵本」は、子どもの年齢や成長に合わせて作られていて、言葉の発達や想像力、季節感などを楽しく学べる工夫がたくさん詰まっています。
そのため、多くの園で“学びのひとつ”として取り入れられているんです。
毎月新しいテーマの絵本が届くのは魅力的ですが、そのぶんどんどん数が増えていくのが悩ましいところ。
しかも、子どもがすぐに飽きてしまったり、次の絵本が届いたら前のものを読まなくなる…なんてこともよくありますよね。
保護者が捨てづらく感じるのはなぜ?
月刊絵本は、子どもが園から持ち帰ってきた「がんばった証」や「成長の思い出」のような存在です。
そのため、たとえもう読まなくなっていても「なんだか捨てるのがかわいそう」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
名前が書いてあったり、シールを貼った跡が残っていたりすると、より一層思い入れが強くなって、気持ち的に手放しにくくなってしまいますよね。
その結果、「たまるけど捨てられない…」というループに入ってしまいがちです。
子どもが読まなくなっても、なんとなく保管してしまう理由
読まなくなったからといって、すぐに処分するのって意外と勇気がいりますよね。
「下の子が使えるかもしれないし…」「またいつか読むかも…」と考えて、気づけば本棚の奥にどんどんしまい込んでしまっていたり。
また、子どもが表紙の絵を見て喜んだり、「これまた読みたい!」なんて言ってきたりすると、「やっぱり残しておこうかな…」という気持ちになってしまいます。
1年でどのくらいたまるの?
例えば、月に1冊のペースで絵本が配られると、1年で12冊になります。
兄弟がいれば、その倍以上になることも。3年間通えば、1人あたり36冊以上に!
さらに、別の読み物や付録付きの冊子なんかも加わると、気づけば50冊近くになっている…なんてご家庭もあるかもしれません。
収納スペース、すぐにいっぱいになりがち…
おもちゃや洋服など、子ども用品ってどんどん増えていきますよね。
そのなかで絵本のスペースを確保し続けるのは、正直なところなかなか大変です。
特にマンションやアパートに住んでいる場合、本棚ひとつ分のスペースでもかなり貴重。
定期的に見直しをしないと、「気づいたら片づけられないほど積み上がっていた…!」なんてことになってしまいます。
絵本の処分はもったいない?判断基準を知っておこう
思い出として残すかどうかのポイント
まず考えたいのは、「その絵本に思い出があるかどうか」です。
たとえば、初めて音読できた本や、お気に入りすぎてボロボロになるまで読んだ本などは、思い出として1冊だけ取っておくのも素敵ですよね。
全部を取っておくより、「特別に思い入れのあるものを厳選して残す」ほうが、気持ちの整理もしやすくなります。
あらかじめ「残す用の箱」を用意しておくと、判断もしやすくなりますよ。
子どもが気に入っていたかで分けてみる
どの絵本をよく読んでいたか、少し思い出してみてください。
よく開いていたページ、シールの貼り方、読んでいるときの表情など…そんな記憶をもとに、「これは気に入ってたな」というものは残しておくと納得しやすくなります。
子ども本人に「どれが好きだった?」と聞いて、一緒に選ぶのもいいですね。
意外と本人の中でも、お気に入りがはっきりしていたりします。
絵本の状態をチェックしよう
絵本の状態も、処分を考えるポイントになります。
表紙が破れていたり、ページが抜けてしまっているようなものは、思い切って手放してOKです。
逆に、あまり読まれていなくて綺麗なものは、誰かに譲ったり、寄付したりすることで、まだまだ活用できますよ。
「残す」「譲る」「処分する」と状態ごとに分けると、スムーズに整理できます。
処分に迷ったときのチェックリスト
どうしても迷うときは、以下のようなチェックリストを使ってみてください。
| 判断基準 | チェック |
|---|---|
| 子どもが最後に読んだのはいつ? | □ 最近 □ 半年前 □ 思い出せない |
| 傷み具合は? | □ 綺麗 □ 少し破損 □ ボロボロ |
| 他の兄弟が使う予定は? | □ あり □ なし |
| 思い出として残したい? | □ はい □ いいえ |
このチェックをもとに、家族で一緒に話し合ってみるのもおすすめです。
保育園・幼稚園に返却しなきゃダメ?
基本的に、月刊絵本は家庭で使う教材なので、園に返却する必要はありません。
ただし、園によっては「絵本回収ボックス」を設置していたり、イベントなどで再利用のために集めている場合もあります。
捨てる前に、一度園に確認してみると、思わぬ再利用の方法が見つかるかもしれませんよ。
処分するならコレ!絵本の賢い手放し方5選
フリマアプリやネットオークションに出す
絵本の状態が良ければ、メルカリやラクマといったフリマアプリで出品するのもおすすめです。
特にシリーズものや人気の作家さんの絵本は需要が高く、すぐに売れることもありますよ。
何冊かまとめて出すことで送料を抑えられるので、取引もスムーズになります。
写真を明るく撮ったり、状態を正直に記載したりと、ちょっとした工夫で売れやすくなるので試してみてくださいね。
無料で譲る(ママ友・地域の掲示板など)
ママ友や地域の子育て支援センター、掲示板などを通じて無料で譲る方法もあります。
SNSの地域グループやLINEのママ友グループで「絵本いりませんか?」と聞いてみると、意外とすぐに欲しい人が見つかることも。
お金のやり取りがない分、気軽にやり取りできて、お互いに助かる方法です。
リサイクルショップや古本屋に持ち込む
ブックオフなどのリサイクルショップや古本屋でも、子ども向けの絵本を買い取ってくれるところがあります。
冊数が多いときは、宅配買取サービスを使うのも便利ですね。
ただし、落書きや破れがあると買取の対象外になることもあるので、事前にチェックしておくと安心です。
保育施設や児童館に寄付する
保育園や児童館、図書館、NPOなどに寄付するのも、とっても素敵な方法です。
絵本を必要としている場所は意外と多く、誰かの役に立てるのはうれしいですよね。
なかには、海外の子どもたちへの支援活動に絵本を活用している団体もあります。
捨てるのではなく、「誰かに届いてほしい」という気持ちで送ると、絵本も喜んでくれそうです♪
紙ごみとして処分する場合の注意点
どうしても活用方法が見つからなかったときは、地域のルールに従って「紙ごみ」として処分することになります。
ただし、シールやプラスチックの付録がついている絵本は、「可燃ごみ」扱いになることもあるので注意が必要です。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、正しく分別することで環境にも優しくなります。
最後まできちんと対応してあげたいですね。
捨てる前に活用!絵本リメイク&再利用アイデア
絵を切り抜いてアート作品に
月刊絵本の魅力といえば、やっぱり可愛くてユニークなイラストですよね。
読み終わったあとでも、そのイラストを使ってアート作品として楽しむことができます。
たとえば、気に入ったキャラクターや季節の絵を切り抜いて、子どもと一緒に画用紙に貼ってみましょう。
オリジナルのポスターができあがって、お部屋のインテリアにもぴったりです。
季節ごとに飾り替えると、おうちの中でも季節感を楽しめますよ♪
ページを使って工作やスクラップブックに
絵本のページそのものを使って、いろいろな工作にチャレンジするのもおすすめです。
紙飛行機やミニ封筒、しおりなど、作れるものはたくさん!
また、子どもと一緒に「スクラップブック」を作るのも楽しいですよ。
テーマごとに絵を貼ったり、子どもの絵を組み合わせたりすれば、世界にひとつだけのオリジナルブックの完成です。
良い思い出を、形として残せるのが嬉しいですね。
子どもと一緒に「絵本ノート」を作ってみよう
読み終わった絵本について、子どもが感想を書いたり、好きなシーンを絵に描いたりする「絵本ノート」を作るのもおすすめです。
毎月1冊ずつ、表紙を切り貼りして感想を残していけば、立派な読書記録になります。
「このお話がおもしろかった!」「ここが好きだった!」なんて記録を見ると、子どもの成長も感じられて、見返すたびにほっこりしますよ。
手作りパズルやカードゲームにリメイク
丈夫な絵本のページは、工夫次第でおもちゃにもリメイクできます!
たとえば、1枚の絵をいくつかに切って「手作りパズル」にしたり、同じ絵を2セット作って「神経衰弱ゲーム」にしたり。
厚紙に貼れば強度もアップして、遊びながら記憶力や集中力も育てられます。
家にある材料で作れるのも嬉しいポイントです。
お誕生日や記念品として再利用するアイデアも
特別な思い出がある絵本は、そのまま「思い出のプレゼント」として活用するのも素敵です。
たとえば、卒園やお誕生日に「これ、小さい頃によく読んでたね」と渡すと、とっても感動的な贈り物になります。
絵本って、読み終わっても「思い出」として生き続けるんですよね。
手放す前に、そういった使い方もぜひ考えてみてください。
もう悩まない!月刊絵本の管理&保管アイデア
冊数を増やしすぎないルール作り
絵本がどんどん増えてしまうのって、「もったいないから取っておこうかな…」という気持ちが大きな原因だったりしますよね。
そんなときは、たとえば「1冊増えたら1冊手放す」など、あらかじめ家族でルールを決めておくのがおすすめです。
子どもにもそのルールを伝えておけば、「大切に読むこと」や「ものを大事にする気持ち」も自然と育っていきます。
年間で残す数を決めておく
年のはじめに「今年は○冊だけ残す」と目標を立てておくと、絵本の見直しもしやすくなって、管理がグッと楽になりますよ。
たとえば「12冊の中から5冊だけ残す」と決めておけば、どれを残すか子どもと一緒に選ぶ時間も楽しめます。
「この絵が好きだから!」「これは面白かったよね」と話しながら選べば、ちょっとしたイベント気分で盛り上がるかもしれません。
絵本専用ボックスやラックの活用
収納スペースをあらかじめ決めておくのも大切です。
100円ショップやホームセンターで売っている「絵本ボックス」や「スリムラック」などを使えば、見やすくて取り出しやすい収納が作れます。
さらに、ボックスにラベルをつけて「読む用」「思い出用」「譲る用」などに分けておくと、整理もしやすくなって便利です♪
子どもと一緒に「整理する日」をつくろう
月に1回くらいのペースで「絵本の整理デー」を設けてみるのもおすすめです。
「この本、最近読んでる?」「そろそろ卒業かな?」なんて、子どもとおしゃべりしながら見直していくと、自分で選ぶ力や手放す経験も育てることができます。
整理整頓が習慣になれば、お片づけもだんだん得意になりますよ。
デジタル保存という選択肢も
どうしても手放せない絵本があるときは、デジタル化という方法もあります。
お気に入りのページや表紙をスマホで撮って、クラウドに保存しておけば、場所を取らずに思い出を残せます。
あとで写真をまとめて、フォトブックにして印刷しておくと、将来子どもと一緒に見返せるアルバムにもなります。
「読む」だけじゃなく、「思い出を振り返る」ツールとしても、絵本は活躍してくれますよ♪
まとめ
保育園や幼稚園で配られる月刊絵本は、子どもの成長や学びにとってとても大切な存在ですよね。
でも、気づけば本棚がいっぱいになって「どうしよう…」と悩んでしまうご家庭も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫!「思い出を大事にしながら、必要なものをちゃんと選ぶ」という気持ちを持てば、絵本の整理も無理なく進められます。
今回ご紹介したように、ただ処分するだけでなく、リメイクしたり、寄付したり、デジタル保存したりと、いろいろな方法で絵本を活かすことができます。
子どもと一緒に「どれを残す?」「これどうする?」と話しながら整理する時間も、きっと素敵な思い出になりますよ。
絵本がどんどん増えて困っている…そんなときは、ぜひこの記事を参考に、自分たちに合った方法を見つけてみてくださいね♪
